公開事例

Seep

株式会社シープ様

  • アプリ名:SEEPの宅建・宅建過去問
  • iPhone, iPad, iPod touch, Android対応
  • 資格試験対策・問題集

■大手資格試験予備校で人気を博した講師陣が創業したベンチャー企業、株式会社ルミノーゾ・パートナーズ。その関連会社である株式会社シープは、インターネットにこだわって資格試験の教育指導をする学校だ。インターネットにこだわることにより、「いつでも・どこでも・低価格」で教育を受けられるようにする、そして、受講生と講師が双方向(インタラクティブ)の関係を築けるようにすることが目標だという。

■そのルミノーゾ・パートナーズとシープが開発した第一弾の学習アプリが、「SEEPの宅建・宅建過去問」だ。宅建の過去5年分の過去問を専門講師の丁寧な解説付きで収録し、価格は無料とした。宅建合格を目指す学習者が、「いつでも・どこでも・低価格(無料)」で勉強できるようにとの配慮からだ。さらに、受験生の質問に専門講師が答えるWebサービス、「SEEPの資格試験相談室~みんなのQ&A~」を続けざまにリリースし、宅建、FP、簿記などの質問を受付開始した。こちらも無料で利用できるというから驚きである。

■勢いづく二社が開発パートナーとして選んだのは、T&T United Inc.であった。MobileLearning®という学習アプリ開発プラットフォームを擁していたT&T United Inc.は、「いつでも・どこでも・低価格」で学習できる環境、そして「双方向の関係」を築こうとする二社にとって最適のパートナーであった。MobileLearning®の採用により、想像以上の低価格・短納期で学習アプリを開発することができたという。さらに、T&T United Inc.のWebサービス高速開発手法により、Q&Aサービスも高速にリリースすることができた。

■二社は今後、MobileLearning®プラットフォームを活用し、アプリのシリーズ化を進めていくとともに、Q&Aサイトの利用促進を図りたいという。人気講師陣による授業とインターネット教育を組み合わせた二社の事業展開に、要注目である。

Seep

株式会社ワオ・コーポレーション様

  • アプリ名:JLPT prep N4・N5
  • iPhone, iPad, iPod touch, Android対応
  • 語学・マルチメディア・グローバル

■全国35都道府県に進学塾「能開センター」や「個別指導Axis」の教室展開をし、「学びと感動」を追求する株式会社ワオ・コーポレーション。その事業領域は、オンライン活用の教育事業から、アニメーション映画制作やインターネット放送局などエンターテインメント事業にまで広がっている。近年取り組みを始めたスマホ分野では、幼児向け知育アプリ「ワオっち!」シリーズが大好評。教育分野アプリの代表的な成功例の一つとなっている。そんなワオ・コーポレーションが生涯教育分野で取り組んだアプリが、「日本語能力試験」対策アプリ「JLPT prep N4・N5」である。ワールドワイドで「日本語学習者」を支援する、グローバル・アプリだ。

■ワオ・コーポレーションがこの戦略的アプリ「JLPT prep N4・N5」の開発パートナーとして選んだのは、T&T United Inc.という無名のベンチャーであった。学習塾業界では最大手の一つワオ・コーポレーションが、あえて創業1年に満たない新興企業を開発パートナーに選んだ理由は、T&T Unitedが備えていた「柔軟性」と「機動性」にあった。提案段階から一貫して柔軟かつ迅速な対応が見られたこと、さらに、大手IT企業には見られない「共に戦うスピリッツ」が感じられたことが、T&T Unitedを選ぶうえで大きなポイントになったという。

■両社は、開発の初期段階で、将来予定するアプリまで効率的に行える環境作りをめざし、多様なアプリに共通するプラットフォーム開発から着手するアプローチを取った。そのアプローチが奏功し、「JLPT prep N4・N5」は、iPhone, iPad, Android向けのアプリ、そしてWindows, Mac対応のEラーニングという5つのプラットフォームに対応した教材を一気に開発することに成功した。ワオ・コーポレーションは今後、「JLPT prep N4・N5」のグローバルマーケティングを一層強化するとともに、学習アプリ・コンテンツのさらなる拡充を進めていく考えだ。

非公開事例

大手研修サービス事業者様

  • タブレットを活用した企業向け研修プログラムの開発
  • iPad対応
  • 企業研修・オンサイト

Q. 今回、タブレットを活用した企業向け研修プログラムを開発されることになった経緯をお教えください。
-紙と鉛筆の研修では実現できない瞬時の集計や、PCではやりづらい、画面を見せ合ったり動画を録画したりするインタラクティブな研修を作りたいという考えから企画を立案しました。

Q. タブレットの導入により、研修の何が変わりましたか。
-受講者の立場で見ると、すべてが変わったといって過言ではないほど研修の印象が変わったようです。トライアルで受講された方からは、まったく新しい印象を受けたとのフィードバックを多数いただきました。
-講師の立場で見ると、講義時間の使い方が変わりました。時間をかけて実施していた集計作業が一瞬で終わるようになり、研修時間全体の短縮化や、グループ・ワークのための時間の確保に役立っています。

Q. 今回の開発で苦労された点はどのような点でしたか。
-当初、既存の研修プログラムにタブレットを導入する予定で企画を始めたのですが、せっかくだからこの機会に研修の内容もまったく新規に企画・開発しようということになり、研修内容の企画・開発とシステムの企画・開発を並行で実施することになった点が最も大変でした。

Q. 受講者からの反応はいかがでしたか。
-おかげさまで、予想以上の好評をいただきました。早く多くの研修に導入してほしいとのご意見を頂きました。

Q. 今回のプロジェクトの成果と課題は何ですか。
-タブレットを活用した研修プログラムを効率的に企画・開発するノウハウが身についたことです。今では、こういったシステムを開発するうえでの要点がよくわかっています。

Q. 今後の展開をお教えください。
-最初は2~3時間程度の短時間の研修プログラムからタブレットの導入を進め、軌道に乗ったら次は1日かけて行う研修、そして数日かけて行う研修に展開したいと考えています。また、各々の研修プログラムについて、研修前後の予・復習や、受講者同士の交流等にさらにITを活用したいと考えています。

Q. このような重要なシステムの開発パートナーにT&T United Inc.をお選びいただいた理由をお教えください。
-機動力と柔軟性ですね。それから、一緒に考えてくれそう、伴走してくれそうという印象もありました。今回は、まったく新しいことへのチャレンジでしたので、言われたことをこなすだけのベンダには頼みたくないという気持ちでした。実際に一緒に仕事をしてみると、T&T United Inc.の人たちは、「学ぶ」ということに対する感度が高い人たちだなと感じました。